2017年6月26日月曜日

第1652話 60年の月日を数えて (その7)

つい4時間ほど前、黄昏どきに一飲した「酒房 たちばな」。
まさか同じ店に舞い戻ろうとは―。

① OK横丁での徘徊物色
② 覗いたカウンターに空席
③ 女性スタッフのウェルカム姿勢

以上3つが上手くかみ合って即日再訪と相成った。
もっとも相方のT村クンには初訪問。
とりわけ女性の歓迎がうれしかったのだろう、
ニコニコと上機嫌である。

カウンターに納まると目の前のマダムが瞠目している。
そりゃそうだろう、さっきまで居た客が
ブーメランみたいに帰って来たんだからネ。
ここで迷うなァ、挿入歌を
フォーク・クルセイダーズにするか、ヒデキでいくか。

  ♪   ブーメラン ブーメラン
     ブーメラン ブーメラン
     きっとあなたは 戻って来るだろう
     ブーメラン ブーメラン
     ブーメラン ブーメラン
     きっとあなたは 戻って来るだろう  ♪
           (作詞:阿久悠)

西城秀樹の「ブーメランストリート」が世に出たのは1977年。
その頃、前年にデビューした、
ピンク・レディーが日本列島を席巻しており、
ヒットチャートは彼女たちのナンバーでじゅうりんされていた。
ちなみに一矢報いたカタチで
レコード大賞に輝いたのは沢田研二の「勝手にしやがれ」だ。

J.C.の心にに強く残っているのは
男性陣なら狩人の「あずさ2号」と
小林旭の「昔の名前で出ています」。
女性となれば石川さゆりの「津軽海峡・冬景色」と
山口百恵の「秋桜」かな。

それはそれとして赤羽の「たちばな」。
ブーメランよろしく戻って来たわが身を
マダムに認識された以上、
例の1件を訊ねるには絶好のチャンス到来である。

別段、急くこともあるまい、
まずは飲みものの注文とまいろう。
「やきとん 大王」ではビールを封印してきたため、
さっそくの中ジョッキは一番搾りだった。
サントリーの次はキリンかァ、ハァ・・・。

=つづく=