2011年12月27日火曜日

第214話 東海林サンと中野サン

さほど寒くもない師走の一夜。
3~4ヶ月に1度の割合で催す食事会を開いた。
メンバーは「ナントカのまるかじり」で有名な
漫画家の東海林さだおサン。
「筋肉マン」に実名で登場する中野和雄サン。
そして妙齢のご婦人方が3人。

男3人は毎回同じ顔ぶれだが
ご婦人のほうはほぼ固定されているものの、
多少の入れ替えがある。
まっ、こんな感じでその都度、下町に参集するのである。

幹事はいつもJ.C.につき、今回は浅草にした。
まずは男3人が言問通りの「正直ビヤホール」に集合。
生ビール好きの東海林サンのため、
会食前に必ずどこかで一杯飲るのである。
このたび東海林サンが旭日小綬章を受章されたので
叙勲を祝して華々しく乾杯。
日本一、小さいビヤホールに
お二人は目を白黒することしきりであった。

揃って2杯ずつやっつけたあとは観音裏の奥深くへ進出だ。
目指したのは大の気に入り店、「ニュー王将」。
この夏以降、偽グルメ集団”SKYAMKO”の会、
ニューヨークからTBSラジオに出演していた金融マンのリユニオン、
わりとひんぱんにここで宴を張った。

御大2人には東京で一番おいしいメンチカツを
食べさせるという振れ込みだったから
当然、期待度は高まっておられるハズ。
しかしながら心配は無用も無用の大無用、
今までコレを食べて舌鼓を打たなかった人間を
J.C.は知らない。

案の定、男子も女子もみなご満悦の大絶賛。
あじフライに茄子フライにハムカツサンドまで頼み、
揚げものオンパレードと相成りました。
あの歳で、この歳で、こんなに油モン食ってダイジョブかいな。

ほかには刺身盛合わせ(ほうぼう・さわら・まぐろ中とろ・つぶ貝)、
赤ウインナー炒め、たらば蟹のオムレツ、鶏レバーのピリ辛炒め。
あと何かあったかなァ?
ハッキリと思い出せないが、おそらくこれで間違いはなかろう。

その後、流れたのが
浅草六区と伝法院をつなぐフラワー通りにあるバー、
「Orange Room」である。
(ビヤホール)→(料理店)→(バーorパブor居酒屋)
これがこの会の変わらざるパターンなのだ。
生ビールとサイドカーを1杯ずついただき、お開きとなった。

散会はしたものの、道端に残留したのが
放射能ならぬ、妙齢X2+J.C.の3名。
それじゃあもう1軒と足を運んだのは田原町の行きつけだ。

飲んで歌ってしゃべくって
妙齢たちが店をあとにしたのは1時過ぎだったかな?
一緒に帰ればよいものを独り残ったバカタレが
結局、腰を上げたのは朝6時でしたとサ。

しっかしわれながらバカですけどタフですよ。
しかもそこから家まで歩いて帰ったモンね。
エッ? 田原町の何て店だ! ってか?
まことに遺憾ながら
こればっかりは秘密のアッコちゃんでございます。

「正直ビヤホール」
 東京都台東区浅草2-22-9
 03-3841-7947

「ニュー王将」
 東京都台東区浅草5-21-7
 03-3875-1066

「Orange Room」
 東京都台東区浅草1-41-5
 03-3842-5188