2016年8月3日水曜日

第1417話 立ち飲み 侮るべからず (その4)

この稿を書いている2日(火曜)の正午前。
明け方もそうだったが、いや、スンゴいどしゃ降りだこと。

  ♪   とても悲しいわ あなたと別れて
    流れる花びら みつめているのは
    どしゃ降りの雨のなかで わたしは泣いた
    やさしい人の想い出を つよく抱きしめて  ♪
            (作詞:大日方俊子)

ゴッドねぇちゃんこと和田アキ子の2枚目シングル、
「どしゃ降りの雨の中で」がリリースされたのは1969年4月。
その前年のデビュー曲「星空の孤独」はまったく記憶にないが
この2枚目は二枚目の心を強くつかんだ。
二枚目って誰のことだ! ってか?
まあ、聞き流していただきやして、ゴー・アヘッド・プリーズ!

おっとっと、「ますらお」、「ますらお」。
佃の相方もへべす酎ハイはことのほかお気に入り。
そうだねェ、和風柑橘を酎ハイにするならば、
平兵衛酢と酢橘が双璧じゃなかろうか。
かぼすや橙も悪くはないが
果汁の少ない柚子は酎ハイ向きではない。
ここに来たら、どこでも、チェーン居酒屋ですらも飲める、
レモンやグレープフルーツは避けて通りたい。

ビールのアテにはうなぎの串焼きと串カツを当てた。
うなぎは白焼き仕立てで
おろし立てのわさびがたっぷり添えられてなかなか。
串カツはあまり感心しなかった。
ビル屋上にあるビヤガーデンのレベルと変わらない。

へべす酎ハイに移行して”本日のにぎり”をお願いした。
鮨種は穴子である。
これを1カンずつシェアしたのだが
銀座の鮨屋のレベルとは言わないまでも
じゅうぶんに満足のゆくものだった。

残された時間がないので
そろそろ切り上げなけりゃならない。
わざわざ出て来てくれたのみとものために
焼きとんを注文する。

備長炭だったかな?
とにかく炭火焼きに間違いはない。
ある程度の期待を込めて
カシラを塩、シロをたれでお願いした。

当方はあとがあるため、
それぞれ1片づつ味見してみると、
ありゃりゃのりゃでありました。

=つづく=