2017年3月23日木曜日

第1585話 やって来たのは練馬区・江古田 (その1)

何年ぶりかで江古田を訪れた。
ちなみに西武池袋線の江古田駅は練馬区にあり、
地番としての江古田は中野区に属する。
江古田の読みも”えこだ”と”えごた”。
どちらが正しいのかハッキリしない。

呼称の成り立ちがつまびらかにされてないから
どうにもヘンテコな土地柄なのだ。
まっ、わが祖国、日本だって”にほん”と”にっぽん”。
国柄からしてこの調子だから深く追求する必要とてナシ。
これはこれでいいんじゃないの。

今は昔、15世紀に江戸城を築いた、
かの大田道灌が豊島一族とこの地で争い、
江古田・沼袋原の戦いと呼ばれているそうな。
日本史にその名を刻んだのは
江戸開府をさかのぼること半世紀に達するのだ。

池袋で西武池袋線に乗り換える。
乗車したのは準急電車だった。
江古田は比較的大き目の町だから
準急が停車するものと勝手に思い込んでいたが
あにはからんや電車は目的地を通過して
練馬駅に到達の巻。
各駅停車で2駅戻る破目に―。

江古田駅はいつの間にか高架化されており、
町の景観に見覚えはあるものの、ちょいと戸惑う。
方向感覚にズレをもたらすのだ。
これは数か月前、同じ池袋線の石神井公園駅界隈で
実感したのと同様の現象である。
帰宅後、調べてみたら江古田は丸7年ぶりの訪問だった。
その節はユダヤ料理店「シャマイム」で食事をし、
線路の反対側に移動して居酒屋「和田屋」で飲み直した。

少しく待たせてしまった相方のE村サンと
あらかじめ目星をつけておいた店へ向かった。
この町でもっとも人気のある居酒屋の1軒、「お志ど里」だ。
店名の由来はオシドリ(鴛鴦)に由来するのだろう。

巷間、オシドリ夫婦という言葉をよく聞くが
実際、オシドリは毎年パートナーを代えるそうだ。
その点、生涯を同じ相手と添い遂げるタンチョウ(丹頂)とは
好対照を成す。
鳥たちの勝手につき、大きなお世話だが
オシドリ夫婦ではなく、タンチョウ夫婦のほうが
実態をより正確に映すことになろう。

かく言うJ.C.も前回の相手と今回の相手が違うので
あまり偉そうなことは言えない。
別段、繁殖のために来たわけじゃないから
まっ、いいでしょう。

=つづく=