先週、神保町のスマトラカレーの一件で
臨時休業の憂き目を見たことを書いた。
まっ、この界隈なら食事処に苦労はしない。
案の定、しかも文字通り、食事処は見つかった。
あずき色の暖簾に
“味自慢 御食事処”と白く染め抜かれている。
おや、店名は?
ちょいと高い位置の袖看板に「味のふたば」とあった。
入口に掲げられたボードには
本日のランチ 700円
チキンカツとウインナ玉ねぎ炒め
またずいぶん安いネ。
壁のメニューを見上げたら中華の麺類が主力。
あとは炒飯にカレー。
定食はカツ・ロース生姜焼き・野菜炒めがオール850円。
カツや生姜焼きと野菜炒めが同値というのも大雑把だな。
本日のチキンカツの身が薄くコロモは厚かった。
ウインナはちゃんとポークで玉ねぎともども浅い炒め。
この値段なら近隣のリーマンの強い味方に相違ない。
周りはオッサンが目立ち、若者とオバちゃんも散見。
みな単身なのはテーブルに配置されたパネルに
“黙食にご協力お願いします”
“黙食”の文字がデカいから客がビビッテるのかも?
一番人気は断然、タンメン(650円)。
これは老弱男女を選ぶことなく
男性陣は炒飯や半ライスを付けている。
ふ~ん、タンメンねェ。
人気の一品はどんなものかと翌週に再訪。
本日のランチは牛バラ塩炒めとマカロニサラダ。
タンメンと人気を二分していた。
珍しいルックスのドンブリが運ばれた。
塩味スープの中太麺の上に餡が乗っている。
神奈川名物のサンマーメンにクリソツだ。
あるいは質素な広東麺か―。
具材は、豚小間・玉ねぎ・にんじん・
キャベツ・もやし・山えのき。
塩味スープに餡かけは醤油味だった。
珍しいねェ。
特筆すべき点はないがフツーに旨い。
ボリュームもじゅうぶん。
ちなみに当店は麺類の大盛り無料(冷やしを除く)。
しょせんJ.C.にゃ無縁のサービスですけどネ。
=つづく=