2021年9月17日金曜日

第2744話 交友は世紀をまたいで

横浜在住のT子が多摩川を渡河して来た。

早めに仕掛け、ラッシュの前に帰りたい。

そう言うので落ち合った上野駅である。

 

実は彼女、この春、

当欄に登場した銀座の現役ママ・H恵が

NYのクラブ「E」のチーママ時代、配下にいたのだ。

 

われわれが上野で飲んでると知ったママ。

どうしても後追い参加すると言い張る。

前日まで大分・湯布院にて温泉三昧の由。

ふやけた身体を迎えるため、最初の店を出た。

 

H恵&T子が相まみえるのは実に四半世紀ぶり。

裏庭には二羽、庭には二羽、にわとりが、じゃなかった、

ノガミの街に舞い降りた、二羽の雀は再会の瞬間、

公衆の面前で人目もはばからず、

手を取り合って飛んだり跳ねたり踊ったり。

まさしく欣喜雀躍の光景でありました。

いや、マイッたな。

 

そのまま近場の酒場になだれ込んだのだが

いつもの店につき、以下省略。

ちなみにこの日のT子はラッシュを免れた。

ただし、ラッシュの前じゃなく、あとの方でネ。

 

4日後、往時「E」のマネージャーだった、

K藤クンが札幌から出て来たってんで

同じ3人プラス1が

文京区・湯島の居酒屋「赤提灯」に集結。

湯島といっても地番は上野2丁目。

湯島天神下と上野広小路の中間点あたりだ。

 

今度は男同士が四半世紀ぶり。

まあ、ちょいとしたNYリユニオンだネ。

ドライの大瓶を注ぎ合って威勢よく乾パ~イ!

 

マミツは皿うどんを2人前。

「赤提灯」の必食アイテムはコレだ。

食べ始めと食べ終えるときでは

食感が劇的に変化してくれるから

1皿で2度、3度と楽しめる。

リンガーハットより薄味で飽きがこないのもいい。

 

各自、好きな飲みものに切り替え、

ちょこちょこつまんで

思い出話に満開の花を咲かせる。

 

K藤クンのおかげで

小樽在住のもう一人の元マネージャー、

博多に棲む元ホステス、

懐かしい顔ぶれとTV電話で会話もできた。

 

当夜は比較的早く切り上げたが

ビールで通したJ.C.は大瓶を5~6本空けたかな。

にも拘わらず帰宅後またプシュッだから

つくづく思う、われながらバカじゃないの。

 

「赤提灯」

 東京都台東区上野2-10-4

 03-3835-4966