2023年3月13日月曜日

第3229話 わが青春のお茶の水

神田神保町で所用を済ませ、軽く昼飲みをと、
ゆるやかな坂を上がって神田駿河台。
駅近の「お茶の水ビアホール」に来たら
すでに閉業していた。

それならビール&餃子でもいいやと、
界隈きっての老舗中華「山田屋」に回った。
ところがどっこい、30分前に店仕舞い、
卓上に椅子が乗ってやんの。

再び駅前を物色して目に留まったのが
「茜草壺(あかねつぼ)」。
時刻は14時半近くになっていた。
しらす丼&豚角煮丼が二枚看板のようだが
惹かれたのは、ほろ酔いセット。
飲みもの1本 or 1杯につまみが3品付き、
990円は本日の傾向と対策にドンピシャリ。

明るい店内、大きな窓の向こうに
JR中央線が走っている。
高校生の一時期、J.C.は
お茶の水のアテネ・フランセに通っていた。

授業のあと、仲間とよく利用した喫茶店、
「プチ・ヤック(小さなヨット)」は
この辺りにあった。
夢と希望に満ちていた青春時代。

サッポロ赤星中瓶をお願い。
つまみは冷奴・しらすおろし・ミックスナッツ。
絹ごしの奴には小ねぎに花がつお。。
しらすは三重産と明記されているものの、
さほど上物とは思えない。
ナッツのバランスが良く、
くるみ・アーモンド・カシューナッツ。
これで千円以下はまったく文句ナシ。

赤星をお替わりして少量なれど
本日の昼めしはこれにておしまい。
今宵はオージー・ビーフのカイノミを焼くつもり。
ローズマリー&ガーリックで仕上げる
ガルニは絹さやと新ジャガがいいな。

そうだ、ピエモンテの赤を調達していこう。
隣り街・湯島の業務スーパーに立ち寄ろう。
聖橋で神田川を渡り、神田明神の参道から境内へ。
何か催し物があるようで人混みがすさまじい。

急な石段を下り、平次親分ゆかりの明神下を
スタスタ歩いてゆきました。

♪   どこへゆくのか どこへゆくのか 銭形平次
  なんだ神田の 明神下で 
  胸に思案の 胸に思案の 月をみる  ♪

舟木一夫を口ずさみながら・・・。

「茜草壺(あかねつぼ)」
 東京都千代田区神田駿河台2-6-10    
   03-3291-2088