翌日はまず朝食。
豪華にクラブサンドとしてみた。
クラブハウスじゃありませんヨ、
クラブミートですヨ。
マヨネーズに加え、
美食家のパセリと呼び声高い、
セルフィーユ(チャービル)と和えてネ。
マヨネーズの力を借りて
カニカニしさが出て来た。
そして当夜のメインがマナガツオ。
小麦粉を軽くはたいてムニエルにし、
ディルを散らした。
上品に淡白な白身魚は美味の極致。
平目に勝るとも劣らない。
J.C.的にはマトウ鯛(サン・ピエール)と双璧。
おのずと頬がゆるみ、
一度は落ちたホッペタが
食卓でワンバウンドして戻って来たヨ。
ガルニテュールはズッキーニ&ミニトマトを
ゴルゴンゾーラとともに焼き付け、
黒オリーブを合わせた。
ピエモンテの白ワイン、
コルテーゼ使用のガヴィがすすみにすすむ。
そしてまだ残っていた高脚クンで締めの一品。
好物の蟹炒飯である。
中華鍋にコーン油を熱し、
割りほぐした玉子に火を通す。
化調無添加の鳥ガラスープの素と砂糖を一つまみ。
半熟よりやや硬めになったところで取り出す。
再び中華鍋に油を熱し、
多めの刻みねぎを香りが出るまで炒める。
次に蟹肉と蟹ミソを投じ、
塩・コショウに加え、紹興酒を少々。
仕上げに温(ぬく)い白斑を投入。
冷やめしだと蟹に火が入りすぎるのだ。
結果として高脚クンは炒飯がベスト。
決め手は蟹ミソである。
コレを天津炒飯と名付けることにした。
何となれば、蟹と玉子はいわゆるカニ玉。
甘酢あんかけこそ掛けないものの、
天津飯のアタmと同じ材料だからネ。
天津炒飯は中華料理店に無いので
食べたい方はJ.C.の真似をして
ご自分で作って下さい。
「よしや SainE(セーヌ) 神楽坂店」
東京都新宿区神楽坂6-11-1
03-3268-3266