2023年3月27日月曜日

第3239話 桜の播磨坂、その前に

昨年末に発足した新飲み会、美女軍団+2。
今回は花見の会である。
ところは文京区随一の桜の名所、播磨坂。
桜の下に宴席を設けるのではなく、
坂をそぞろ歩いて花を愛でるスタイル。
花見はスマートにいかなくちゃネ。

よって花の前に酒とした。
集結したのは茗荷谷駅と播磨坂の中ほど、
「馳走ダイニング 文蔵」。

ナントカダイニングなどという店は
避けるようにしているが
幹事の導きだから目をつぶる。
もっとも当店の利用は二度目で
前回も誰かが予約してくれたのだった。

到着した者から飲み始めるシステム。
これを土佐の中村では中村方式と呼ぶ。
はるか昔、NHKの「日本人の質問」でやってた。
J.C.の到着は二番目。
待っていたのは幹事役のお局様。
この女(ひと)は怒らせると怖い。

ビールはキリンのみ。
瓶のラガーより生の一番搾りがベター。
グラスをカチンと合わせた、
突き出しは虎ふぐ皮ポン酢。

わかさぎ&新玉ねぎの南蛮漬けと
ほたるいか酢味噌はどちらもベリー・グー。
三番目が到着して
油揚げ&小松菜の煮びたしを追加する。

ほどなく全員が揃い、あらためて乾杯。
頼んだ料理を列挙すると、まず揚げ物3連発。 
しょうさいふぐ唐揚げ、かきフライ、
山菜天ぷらを2人前づつ。
石がれいと本まぐろの刺身、梅水晶も2人前。

J.C.は富乃宝山のロックに切り替え数杯。
そうしておいて締めは釜めしを3釜。
桜海老、蟹とイクラ、竹の子と地鶏である。
ずいぶん飲み食いしたので
支払いは4万5千円を超えた。

坂上の春日通りから坂下の千川通りへ降りてゆく。
4列の桜並木は八分咲きといったところ。
最寄りの春日駅は東京メトロも
都営地下鉄も走っている。

後輩夫婦の住まいは駅そば。
他の4人はそれぞれ自分の路線に乗り込む。
花を見たのは10分そこそこ。
花よりお酒の会でした。

「馳走ダイニング 文蔵」
 東京都文京区小日向4-5-17
 03-3944-6217