2023年3月23日木曜日

第3237話 ジャスミンライスが魅了する (その1)

祝 優勝 侍ジャパン!
よくスポーツは筋書きのないドラマというけれど
野球の神様が筋書きを
書いているとしか思えない試合展開。
野球の神様の直木賞に1票である。

ダルのおかげで1点差。
最後は盟友・トラウトとの一騎打ち。
いや、シビれましたネ。
大谷のあのマウンドさばきは何なんだ。
彼の辞書に緊張と重圧の文字は無い。
いや、感服いたしました。

それはそれとして
この日はタイ料理というより、
タイ米が食べたくて家を出た、

日本米と同じくらいタイ米が好き。
まっ、必要にかられれば、
イタリア米でもカリフォルニア米でも
美味しく食べる人生を生きて来たんだがネ。

メトロ丸ノ内線を降りたのは本郷三丁目。
東大のひざ元といえども、しょせん大学は大学。
名店・佳店の類いは少ない。

芥川龍之介ゆかり、
明治4年(1872)創業の牛鍋屋、
「江知勝」も2年余り前に暖簾を仕舞った。
寂しいなァ。

訪れたのはガバオをウリとする、
その名も「ガバオ専門店」。
北区・田端の「ポム タイ料理」といい、
タイ料理屋は名前を付けるのが苦手のようで
トンチンカンなケースが目立つ。
事前にひと言相談してくれりゃいいものをー。

店先の立て看板に
"本物ガパオ食べよう!”
とあるからには自信満々なのだろう。
初回は一番人気だというチキンでお願いした。

ビールは生がアサヒのようだが
タイ米の香りにはタイ産でいこうと思った。
取り揃えは3種類。
シンハ(ライオン)、レオ(豹)、
チャーン(象)である。
何だってタイのビールは動物だらけなんだい?

久々のタイ米だから
クセの強いシンハにしかかって思いとどまった。
レオは飲んだことないし、
いつものチャーンで無難にいこう。
栗山監督だって初戦の格下・中国相手に
大谷でいったじゃないかー。

=つづく=