2023年8月1日火曜日

第3330話 年に一度の鮎祭り (その1)

今は昔、というほどではないが1990年代のこと。
今なお続くTBSラジオは「森本毅郎・スタンバイ!」。
その皮切りのウォールストリート情報を
曜日替わりでNYから担当していたディーラーたちの
リユニオンが現在も年に一度は開かれている。
仲がいいんだネ。

このところ集結するのは
江東区・清澄の割烹「天竜」。
決まってこの時期だ。
その名の示す通り、
当店のウリは天竜川の天然鮎である。
若鮎のピチピチ度たるや
浜崎あゆみなんてもんじゃない。

18時スタートだが
時間つぶしに森下から乗ったバスが
清澄を通過したのは17時。
メンバーのC葉ちゃんからのメールに
車内で気づいたのは着信後30分もしてから。

門前仲町の立ち飲み酒場「ますらお」で
J.C.が飲んでいると思い、
立ち寄ったら臨時休業。
「魚三酒場」に移動したとのこと。

門仲に到着して電話を入れると
彼はすでに清澄方面に北上したあとだ。
クソ暑い中を徘徊してタイム・キリング。
結局は薬局、「天竜」の暖簾をくぐったのは
まだ17時半を回ったところであった。

するとJ.C.の先を越して一番乗りはK原サン。
彼と会うのは実に久しぶり。
互いの近況を語り合っていたら
当店常連のフタちゃんが現れた。

続いて幹事のO田ちゃん。
そして何処でヒマをつぶしたのやら
ようやくC葉ちゃん登場。
現役ディーラーのS積サンが続き、
遅れて来るN藤サンを待たずに
開宴の運びとなった。
もっとも来た順から飲み始めてはいたがネ。

この時点でJ.C.はすでに
中瓶を3本クリアしていた。
今日も元気だビールが美味い。
相も変わらず能天気さは他の追随を許さない、

調った前菜がサーヴされた。
華やかな五点盛りである。
♪ 箸を持つ手が
  震えています 震えています ♪

=つづく=