2023年8月2日水曜日

第3331話 年に一度の鮎祭り (その2)

江東区・深川は清澄の割烹「天竜」。
前菜五点盛りの陣容はかくの如し。
枝豆・アボカト川海苔和え・身うるか・
小鮎衣揚げ・子持ち鮎煮。
いずれも小ジャレた佳品なり。

驚いたのは枝豆である。
素材の質はもとより、
茹で具合、塩加減がともにバツのグン。
久しぶりに美味なる枝豆を食した感あり。

最近、昭和のラーメンを求めて通い出した、
夕焼けだんだん上の「花家」。
あの店はビールを頼むと必ず、
枝豆をサービスしてくれるが、あまりうれしくない。
茹で過ぎなのだ。

遅れて来た中年、いや、老年か、N藤サン到着。
あらためてカンパ~イ!

♪   乾杯モンテカルロ 好きよあなたが楽園
  シルクハットを月に飛ばして 明日は明日よ
  踊ってモンテカルロ 熱いタンゴで夜通し
  割れてしまえ 地球なんか
  恋は狂詩曲(ラプソディ)   ♪
   (作詞:ちあき哲也)

がまんできずに庄野真代の「モンテカルロで乾杯」。
1978年リリースのこの曲は彼女にとって
「飛んでイスタンブール」に続くヒットとなった。
モナコの首都・モンテカルロは思い出深き街なれど
ハナシが大きくそれるので今回は自嘲しておく。

先日、4人で出掛けたコリアンタウン、
三河島の焼肉屋では紹介をこらえたものの、
そうそう浪花方面に遠慮ばかりしていられない。
あちらこちらで乾杯の機会が続く今日この頃、
どこかで一度使っておきたかったんだ。

ここで長渕剛なんかを持ってこないところは
J.C.のセンス以外の何ものでもない。
「乾杯」や「とんぼ」は関西人が好む歌。
首都・東京には似合わない。
らびちゃんには悪い気もするけどな。

J.C.はまだビールだが
各自、清酒や焼酎に切り替え、
宴たけなわの様相を呈してきた。

=つづく~