2023年8月29日火曜日

第3350話 特上北海飯にしたんだガニ

秋葉原を突っ切って御徒町にやって来た。
通り掛かった「蒙古タンメン」は長い列。
上板橋の本店を含めて食べたことがない。
味噌ラーメンの「えぞ菊」は短い列。
早稲田の本店で食べtsのは学生時代だから
もう半世紀も以前になる。

駅前のユニクロの9階「吉池食堂」に上がった。
昼めしどきは立て混むが
大箱なので回転率は高い。
整理券を取って待つこと5分、案内された。

当店のオススメは北海飯である。
全メニューのうち、これだけが16時までの提供だ。
(並)は1400円なのに
(特上)だと2480円にジャンプ・アップする。
鮭・いくらに、蟹・海胆がプラスされるのだ。
そりゃ、高くもなるわな。

あまりゼイタクは出来ないから
ここはがまんしようカニ? 
と思ったものの、やっぱり頼んじまったガニ。

窓の外の恩賜上野公園を優雅に眺めながら
飲むスーパードライはスーパーテイスト。
格別である。
本日のシアワセを実感する。

日本のビールは美味いからねェ。
クラフト嫌いのJ.C.はその思いを強くした。
アメリカ人が好んで
ジャパニーズ・ビアを飲むのもうなづける。

中瓶をお替わりしたところに
木桶に盛られた(特上)が着卓した。
全面をおおうほぐし鮭は時鮭だろうかー。

その上にドッサリのいくら。
ズワイ蟹も紫海胆もさすが「吉池」、
ケチケチしたところがまったくない。
コイツは食べ出があるぞな、もし。

木桶の脇にはしじみ味噌椀と奈良漬&たくあん。
ワッシ、ワッシと食べ進む。
実に旨いが難点が一つ。
全面シャケだらけだたら
いくら・蟹・海胆の真下はシャケ、シャケ、シャケ。

そりゃ、シャケといくらは親子の間柄につき、
相性の好さを見せるけれど、
鮭と蟹はあんまり合わない。
いや、全然合わずに喧嘩してしまう。
さるかに合戦よりはマシなれど
さけかに合戦もまた、困ったものでした。

「吉池食堂」
 東京都台東区上野3-27-12御徒町吉池本店ビル9F
 03-3836-0445