2012年11月22日木曜日

第453話 あっちフラフラ こっちフラフラ (その2)

角川マガジンズ発行の「東京冬ごはん」は
本日発売ですよォ!
「生きる歓び」を読んだあとはお近くの書店へまっしぐら、
”走る歓び”を存分に味わってくださいまし。

際コーポが展開する「ちょもらんま 大山店」で
羊の挽き肉で作った餃子を食べている。
辣油を垂らしても酢をかけてもイケる。
生ビールをお替わりした。
もっともジョッキのサイズは生中より生小に近い。
1杯290円では文句を言えた義理ではない。
ただし、キャンペーン期間中だか
ハッピーアワーだかでサービス価格が設定されている。
普段は390円だったかな?
 290円は安いが、390円だと高いなァ。
適正価格は中を取って340円といったところか?

いつの間にかBGMが明菜の「少女A」に代わっている。
彼女の人気を決定づけた出世作がコレ。
口ずさめないので聴くだけにした。
曲が終わり、残りのビールを飲み干す。
お勘定は締めて970円也。

商店街を突っ切り、川越街道に出た。
街道をこのまま北上すればコンサート会場に着く。
だけど車が引っきりなしに行き交う大通りを誰が歩くものか。
よってすかさず脇道に入った。
この通りは下頭橋通り、旧川越街道なのだ。

界隈の地番は板橋区・弥生町。
ここには小6から高2まで、およそ6年間居た。
当然、住んでいた家を訪ねたくなった。
2~3年に1度は来るから、すでに建て替わったことは知っている。
行ってみると、再度の建て替えはなかった。
家の裏側の当時使っていた井戸も撤去されずそのまま。
もちろん赤く錆びついており、
もう何年、いや何十年も使われていない模様だ。

下頭橋通りに戻ってなおも真っ直ぐ。
中板橋駅に通ずる道を右折せず、さらに真っ直ぐ。
石神井川に架かる下頭橋を渡った。
橋のたもとには
中学時代に買い食いした鶏肉専門店「井水屋」が健在。
鶏挽き肉のメンチカツを学校帰りによく食べたものだ。

橋を渡って右折し、川沿いに行くと母校・上板一中がある。
先を急がねばならないのについ誘われて
フラフラッと母校を訪ねてしまった。
折りよく校門が開け放たれて校庭ではチビッ子がサッカーの練習中。
これから試合になるのだろう。
保護者の姿も多く、こちらもそれを装い校内へ。
しばし校庭の片隅にたたずみ、懐旧の思いにふけるJ.C.であった。

=つづく=

「ちょもらんま 大山店」
 東京都板橋区大山町30-15
 03-5926-3490