小倉から門司を経て下関の唐戸市場に来ている。
市場の2階にある「唐戸食堂」で昼食を取った。
もっとも昼めしというより昼飲みだけれど・・・。
この日はたまたま金曜日とあって階下の魚市場では
「活きいき馬関街」と称し、にぎり鮨中心の出店が並ぶ。
見た目明らかに東京のデパ地下以下、スーパー並みといったところ。
そこで鮨はパスした。
代わりに市場の隅の小店でふぐの唐揚げとふぐコロッケを1つずつ。
ともに1個100円ながらおいしい。
これは”当たり”の部類に入るだろう。
しばし下関を散策し、連絡船に乗って巌流島へ。
門司でパスを買ったとき、窓口の女性に
「巌流島って何があるんですか?」―こう訊ねたら
「何もありません!」―まことに素っ気ないご返答であった。
でも、賢いJ.C.は事前にちゃあんと調べてあるんだもんネ。
宮本武蔵と佐々木小次郎の像はどうでもいいとして
耳寄りな情報はこの島に野生のタヌキが生息しているというではないか。
狭い島だ、ちょいと探せば見つかるハズ・・・これが楽しみだった。
はたして・・・。
居やしないヨ、林というか藪というか、けっこう木々がこんもりしており、
とても奥に踏み入ることができない。
ものの10分で島内めぐりは終わったのでぼんやりと海を眺めていた。
門司に戻る連絡船を桟橋で待つ間、ふと振り返ると、
ややっ、居たヨ、居た、居た、居ましたヨ!
2匹ともこちらを凝視しているのは警戒しているんだろうねェ。
案の定、近づくと藪の中へと逃げ込んじまった。
門司行きの連絡船が着岸。
船を操舵していたオジさんが紙袋を手に下船してきて
先刻までタヌキが居た方向へスタコラと。
何かが起こりそうな予感のJ.C.、すかさずあとを追う。
藪に近づいたオジさん、いきなりバンバンと柏手を打つじゃないの。
すると驚いたことに藪から棒、
もとい、藪からタヌキが駆け出てきたぜ!
袋の中身は彼らのエサで柏手に条件反射してるんだ。
オジさんによれば、どこから渡って来たのか見当もつかないが
巌流島には今現在11匹生息しているとのこと。
へえ~っ、そうなんだ!
昔、TBSのドラマに「ただいま11人」ってのがあったけど、
この島は「ただいま11匹」なんだねェ。
小倉に戻る途中、門司の町をブラブラする。
小倉は街だが門司は町である。
個人的な認識としてある程度の人口とサイズを持つ大きなマチが街。
小ぢんまりとしたのが町というふうに勝手に定めている。
港から繁華街に向かうも悲惨なことに門司の町は寂れに寂れていた。
=つづく=
市場の2階にある「唐戸食堂」で昼食を取った。
もっとも昼めしというより昼飲みだけれど・・・。
この日はたまたま金曜日とあって階下の魚市場では
「活きいき馬関街」と称し、にぎり鮨中心の出店が並ぶ。
見た目明らかに東京のデパ地下以下、スーパー並みといったところ。
そこで鮨はパスした。
代わりに市場の隅の小店でふぐの唐揚げとふぐコロッケを1つずつ。
ともに1個100円ながらおいしい。
これは”当たり”の部類に入るだろう。
しばし下関を散策し、連絡船に乗って巌流島へ。
門司でパスを買ったとき、窓口の女性に
「巌流島って何があるんですか?」―こう訊ねたら
「何もありません!」―まことに素っ気ないご返答であった。
でも、賢いJ.C.は事前にちゃあんと調べてあるんだもんネ。
宮本武蔵と佐々木小次郎の像はどうでもいいとして
耳寄りな情報はこの島に野生のタヌキが生息しているというではないか。
狭い島だ、ちょいと探せば見つかるハズ・・・これが楽しみだった。
はたして・・・。
居やしないヨ、林というか藪というか、けっこう木々がこんもりしており、
とても奥に踏み入ることができない。
ものの10分で島内めぐりは終わったのでぼんやりと海を眺めていた。
巌流島から関門海峡
門司に戻る連絡船を桟橋で待つ間、ふと振り返ると、
ややっ、居たヨ、居た、居た、居ましたヨ!
遠くに2匹のタヌキを発見
2匹ともこちらを凝視しているのは警戒しているんだろうねェ。
案の定、近づくと藪の中へと逃げ込んじまった。
門司行きの連絡船が着岸。
船を操舵していたオジさんが紙袋を手に下船してきて
先刻までタヌキが居た方向へスタコラと。
何かが起こりそうな予感のJ.C.、すかさずあとを追う。
藪に近づいたオジさん、いきなりバンバンと柏手を打つじゃないの。
すると驚いたことに藪から棒、
もとい、藪からタヌキが駆け出てきたぜ!
袋の中身は彼らのエサで柏手に条件反射してるんだ。
エサがある間は人を気にしない
オジさんによれば、どこから渡って来たのか見当もつかないが
巌流島には今現在11匹生息しているとのこと。
へえ~っ、そうなんだ!
昔、TBSのドラマに「ただいま11人」ってのがあったけど、
この島は「ただいま11匹」なんだねェ。
小倉に戻る途中、門司の町をブラブラする。
小倉は街だが門司は町である。
個人的な認識としてある程度の人口とサイズを持つ大きなマチが街。
小ぢんまりとしたのが町というふうに勝手に定めている。
港から繁華街に向かうも悲惨なことに門司の町は寂れに寂れていた。
=つづく=