2013年1月17日木曜日

第493話 ちょいと出ましたオジャマ虫 (その2)

NHK総合TVが宮中歌会始の模様を生中継。
披講所役が朗詠する和歌を聴きながらこの稿を書いている。
印象に残ったのは最初に詠われた大田一毅クンの作。
彼は入選者のうちで最年少の12歳、中学一年だったかな?
先頭打者ホームランの感があり、紹介したい。

 実はぼく カエルを飼って いるんです 
 夕立きても 鳴かないカエル

実にほほえましい。
ちなみに今年の歌会始のお題は”立”であった。

さて、昨日の続き。
マイ・ケータイを震わせた着信電話は
当夜の忘年会を仕切るフタちゃんからだった。
仕事が早く片付き、移動もスムースだったので
みなさんすでにレストランに集結しているとのこと。
時刻は19時、予定より30分も早い。
三越前の室町から小舟町までは徒歩数分、
おっとり刀で駆けつけた。

乾杯はアサヒ熟撰の生ビール。
タハッ、銘柄に能書きこいても結局は飲んでるヨ。
恥ずかしながらお替わりまでしちゃったしィ~。

メンバーの自己紹介をうかがって宴は始まった。
初っ端の仙台牛すね肉のシチューがクリーンヒット。
いや、ヒットどころか大田クンよろしく先頭打者ホームランに近い。
添えられた炭火焼きトーストにはカルピスバターだ。
バターとなれば、西のエシレ、東のカルピスが両雄かもしれない。

シチューのコク味に赤ワインがほしくなったが
生ビールから移行したのは山口の銘酒・獺祭(だっさい)。
読んで字の如し、カワウソの祭りでる。
名前の由来に興味のある方はググッてみてください。
ニホンカワウソは絶滅してしまったけれど、
カワウソってとても可愛いヤツ、J.C.は好きだ。

料理の流れをダイジェストで綴ると、
宮崎牛サーロインのしゃぶしゃぶを柚子ポン酢で。
赤ワイン(銘柄失念)に切り替え、主役の炭火焼き。
タンの芯と中は塩とレモン、
ザブトン&シャトーブリアンは塩でいただく。
選べる焼き野菜は身厚の椎茸をチョイス。
そして焼きすき焼き(ミスプリに非ず)は生玉子にくぐらせた。
お椀代わりのオックステール・スープに牛肉佃煮&ご飯で締めくくり、
デザートは杏仁豆腐と静岡産いちごの紅ほっぺだった。

晩酌はどんどんイケてしまうのに
晩飯はそんなにイケなくなった今日この頃。
しかもビーフィーターではないJ.C.なのだが
こんなふうに目先・舌先を変えてくれると楽しめる。
オジャマ虫を心よく受け入れてくれた面子にも恵まれ、
けっこういただいちゃいましたネ。

Special thanks for Futa-chan and his satellites !

「和牛銘菜 然」
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