2013年8月2日金曜日

第634話 アナタはたら子派? 明太派? (その4)

オイ、オイ、たかが魚卵一つでずいぶん引っ張るねェ。
そう、きましたか? いや、ごもっとも。
そろそろ切上げますから、もう少々おつき合いのほどを。

ところで昨日、
読者のO見サンからかようなメールをいただいた。

 本日のブログ拝読しました。
 一般的にAB型の人は、
 デリケートな体質で分析力が強い傾向があります。
 AB型の友人・知人たちは
 刺激の強い辛い食べ物が苦手なようです。

ということでした。
実際の統計には説得力があります。
それにしてもO見サン、どうしてJ.C.の血液型をご存知なのかな?
以前お会いしたときにそんなハナシが出たのかもしれない。

さて、明太子を片手に現れたのは
みちのくののみとも・R子であった。
部下たちを数人引き連れ、九州へ研修旅行に行った帰りとのこと。
福岡・佐賀・熊本と周り、
みやげは福岡県糟屋郡にある「椒房庵」の釣り子めんたいこ。
ほかにも親会社・久原本家のたまり醤油やウスターソースなど、
いろいろと買い込んできてくれた。

この会社のスローガンは
 モノ言わぬモノに モノ言わす モノづくり
フム、ふむ、なかなかのモノですな。
くだんの釣り子めんたいこのパッケージにはこうあった。

 椒房庵の「釣り子めんたいこ」は、11月から2月にかけて
 北海道檜山地区で水揚げされるスケソウダラの卵が原料です。
 それも、今では少なくなった”はえ縄漁”で、
 名人といわれる漁師さんが一匹一匹釣り揚げたものです。
 競りが終わってすぐに取り出される卵の中から、
 ほどよく熟した”真子”と呼ばれる卵だけを選び、
 新鮮なうちに塩漬けし冷凍します。
 その後、福岡へ運ばれた卵を必要なだけ解凍し、
 特製の辛子たれに漬け込み
 じっくり味を含ませた後、余分なたれを切り
 いちばん食べ頃を見計らってお届けしております。

よく冷やした菊正・上撰でやってみた。
チリのシャルドネでもやってみた。
博多ラーメンの店に置いてあるソレとは次元が違うな。
ホテルの和朝食にチョコンと添えられるアレともまったく異なる。
明太子特有のイヤァ~なクドさがほとんどない。
2.5腹(5本)あったので一両日で1腹いただき、
残りは冷凍庫にてしばらく眠れる庫(くら)の美味。

食後感はとてもよかった。
これなら酒の肴、めしの友、どちらでもイケる。
でもネ、のみともには悪いけど、J.C.はやっぱりたら子派なんざんす。
「椒房庵」がたら子の製造も始めたら、また買ってきておくれヨな。

=おしまい=

「椒房庵 久原本家(くばらほんけ)」
 福岡県糟屋郡久山町猪野1442
 092-976-2000