2021年10月8日金曜日

第2759話 隅田リバーの両サイド

本日は解除後の淺草をパトロール。

浅草寿町行きのバスを終点で降りた。

その前に腹ごしらえ。

家を出る前から、1軒のそば屋を決めていた。

 

浅草通りを真っ直ぐに

駒形橋で隅田の大川を渡ると

「吾妻橋やぶ」が橋のたもとに―。

ずいぶん前から昼のみ営業となって

文字通り昼飲みに徹するほかはない。

 

ん? 何だって駒形橋に

吾妻橋を名乗るそば屋があるんだ! ってか?

いえネ、以前を言やあ、吾妻橋の、

黄金のオブジェのちょいと先にあったのが

こちらに移転して来たんです。

もっとも現在地の地番は

吾妻橋1丁目だから看板に偽りはないですヨ。

 

10ほど待たされ、ドライの大瓶とカツ煮を通す。

するとカツ煮がヤケにしょっぱい。

以前はもっぱらカツ丼を食したが

移転後はごはんを炊かなくなり、

カツ煮をつまみとするしか、すべがなくなった。

 

一昔前、J.C.が勝手に決めた東京のかつ丼御三家は

銀座「とんき」、西荻「坂本屋」、そして当店だった。

一昨年、久々に「とんき」で食べたけど

以前ほどの味わいはなかった。

つゆだく気味になってもいたしネ。

近いうちに西荻へ行ってこよう。

 

小もり(他店の標準)をひとたぐりし、

そば湯をいただき、先を急ぐ。

「吾妻橋やぶ」の帰りゆえ、

吾妻橋で隅田リバーを渡り返した。

 

橋の西詰で待っててくれた、

「神谷バー」の2階に上がる。

1階ほどではないが、そこそこの入りである。

生中と電氣ブランオールドを同時発注した。

 

普段はここで串かつのところ、

カツ煮のあとに串かつは食えない。

ポテサラに回避する。

 

滞空30分でパトロール・スタート。

仲見世はすでに元通り、新仲見世も同様だ。

ホッピーロードに至っては完全復活、

満開の花盛りと来たもんだ。

 

解禁3日目の日曜が後押しして

コロ助野郎をブッ飛ばす勢いがあった。

欧米・中亜のインバウンド抜きでこれだもの。

飲食はほぼ全面回復、あとは宿泊が問題だよネ。

 

「吾妻橋やぶそば」

 東京都墨田区吾妻橋1-11-2

 03-3625-1550

 

「神谷バー」

 東京都台東区浅草1-1-1

03-3841-5400