2021年10月19日火曜日

第2766話 パリジャンも 満足させる ”定食屋”

台東区・東上野はプチ・コリアンタウンのそばに

花の都・パリを想起させるビストロあり。

いえ、店内の雰囲気とかじゃなくて料理自体が―。

 

「ランビアンス ドゥース(甘美な空間)」。

初回は去年の春だから1年半も前。

気に染まったため、すぐにウラを返して

当欄で紹介するつもりが

いつの間にやら忘却の彼方。

たはっ、歳は取りたくないものよのぉ。

 

その際のランチメニューは

かくの如くでありました。

 

豚肩ロースのグリエ ジャガイモのピュレ添え

ステック・アッシェ(フランス風粗挽きハンバーグ)

若鳥のオリエンタル風煮込み クスクス添え

豚タンのソテー バルサミコソース

小海老と枝豆のキッシュ&ポタージュ

 サラダ&パン付き 税込み1100円(昼夜同じ)

 

ステック・アッシェを通すと、これがなかなか。

最初のサラダはグリーンカール・ラディッキオ・トマトに

クミンがバッチリ効いたキャロット・ラ・ペ。

ステックはディジョンと種入りのマスタード2種に

クリーム&フォン、そしてキャトル・エピスの風味。

ウーロン茶がピッチャーでドンと供された。

 

そして今回は若鳥がソテり、

ブルーチーズ風味のクリームソース。

キッシュもサーモンに変わったが

他の3品はまったく一緒だ。

 

若鳥をお願いする。

サラダはサニーレタスとトマトにキャロット・ラ・ペ。

皮目をパリッと焼いたもも肉に

ジャガイモのピュレ&キャベツのブレゼ。

チキンの小片も混じっていた。

 

パンはカンパーニュで

上手い具合に温められ、これまたパリッ。

ハハ、パリらしいワケだよネ。

 

サラダ、主菜ともにポーションが大きい。

パリのビストロのターブル・ドート(定食)を

ほうふつとさせ、パリジャンも満足するハズ。

ニューヨーカーでも大丈夫だろう。

 

そして今回のピッチャーは

アイスのアールグレイだった。

グラスに3杯はあって

喫茶店のドリンク付きランチセットより

ずっとお得感がある。

 

当店の難点は限定的なメニューだけ。

もっとも年1回の利用なら

まったく問題ないけどネ。

本日もごちそうさまでした。

 

「ランビアンス ドゥース」

 東京都台東区東上野2-12-2

 03-6284-2962