正月三が日、酒の肴に困ることはなかったけれど
あの手のものばかりつまんでいると
ラーメン同様にカレーも欲しくなったりする。
「竹子」で支那麺を食べ終え、出て来ると
真向いのインド・パキスタン料理「デリー」に
6~7人の短い列を見とめた。
あの程度ならさほど待たされまい。
いや、支那麺のすぐあとに
インドカレーはインポッシブル。
翌日の15時過ぎ、1956年創業の老舗を訪れた。
待ち人は単身男性2人、カップル2組。
10分待ちで入店できた。
最後の訪問は‘19年7月。
暑い盛りで、そのあと不忍池のほとり、
野外音楽堂のコンサートに赴いたが
あのときはコルマカレーだった。
此処へ来るといつも
一番辛いカシミールを頼んでしまう。
それでいて必ず途中で奈落の底に突き落とされる。
毎度、毎度、ヒー、ヒー、ヒーハー!
まったく学習効果がないのは
舌先過ぎれば辛さを忘れるからなんだヨ。
でもって前回はコルマにしてみたが
やはり辛さにもの足りなさを感じ、
今回は二番目に辛い、インドでいった。
年のはじめのカレーはインドだ。
サラサラのソースに浸るのは
チキン4Pにポテト1P。
さっそくレードルですくい、
ジャポニカ米にかけ、スプーンで口元に運ぶ。
うん、ウン、いいネ、いいですネ。
「デリー」のカレーは本当に好きなのサ。
当店のラインナップは辛さを★の数で表し、
カシミール★★★★★
インド★★★ コルマ★★
あとはほとんどが★で
お子チャマOKの★がつかない、
マイルドなんてのも・・・。
インドはほどよい辛さのマイタイプ。
卓上の玉ねぎアチャールときゅうりピクルスで
ときたま舌をリフレッシュする。
レリッシュの存在はとても重要である。
これからはずっとインドにしよう。
なんて思いながら、またカシミールに走りそう。
この辺り、何度もオトコに騙されて
心に痛手を負いながら、またオトコに走る、
懲りないオンナによく似たものがありますな。
「デリー 上野店」
東京都文京区湯島3-42-2
03-3831-7311