2022年1月3日月曜日

第2920話 年のはじめの麺は支那麺

♪ 年のはじめの 例(ためし)とて

  終わりなき世の めでたさを 

  松竹立てて 門ごとに

  祝う今日こそ 楽しけれ  ♪

    作詞:千家 尊福

 

文部省唱歌「一月一日」の一番だが

タイトルの「いちがついちじつ」は

ちょいとばかりいかめしい感あり。

「年のはじめ」でよかったんじゃないかな?

 

さて、年末年始の深酒がたたり、

例によって汁そばが欲しい。

年越しはもりそばだったので中華そばが食べたい。

文京区・湯島の「我流担々麺 竹子 天神下店」へ。

当店は大晦日こそ夕方に閉店したが

あとは元旦からほぼ通常営業だ。

 

今年のはじめの麺は来れば食べるの気に入り、

支那麺(600円)と決めていた。

一番搾りの中瓶とともにお願いした。

シンプルな醤油ラーメンに

豚肩ロース挽き肉と野沢菜を

炒め合わせた具が乗っている。

 

野沢菜の代わりにザーサイを使うと四川麺になる。

信州人の血が流れるJ.C.は断然支那麺。

支那と信濃は相通ずるものがあるのかな?

よって四川麺は過去に一度試しただけ。

タイトルロールの担々麺や排骨麺も一度きり。

 

支那麺のスープや具材はともかくも

何てったって麺が大好き。

しなやかな極細ストレート麺は

舌ざわり、のど越しともにグンのバツ。

口中にシアワセをもたらす。

 

友人たちを何度も同伴したが

みな異口同音に旨い美味しいを連発する。

つい先日はさんざ飲んだあと、

ザギンのH恵、ハマのT子を連れて来ると、

両人ともに賛辞を惜しまなかった。

 

つけ麺もそこそこ人気のようだが

つけ麺を食べる習慣のない身につき、未食のままだ。

つけ麺を食べたのは人生でたった二度。

高田馬場にあった「べんてん」と

動坂下の「TETSU」である。

 

おそらくこれからも命尽きるまで

口にすることはないだろう。

いや、命尽きる間際に

もう一度だけトライしてみようかな?

つけ麺転じて尽き麺、なんちゃって。

 

「我流担々麺 竹子 天神下店」

 東京都文京区湯島3-38-11

 03-3831-6862