前話で紹介したハワイアン・リポートの送り主、
のみとも・半チャンが
水天宮にオススメの洋食店があり、
この次期ならカキ料理がいいと言う。
中央区の日本橋人形町・蠣殻町・浜町界隈には
精通しているつもりだったが
「レストラン ラグー」は知らなかった。
これは行かずばなるめェ、軽い腰を上げた。
玄関先でステップなんか踏んだりしてネ。
首都高向島線・浜町出口に面して
即物的景色拡がる角地に店舗はあった。
そこそこの大箱である。
昼の営業時間に間に合うか心配したがセーフ。
ビールは生も瓶もキリン&アサヒの二段構え。
瓶はともかく2種の生を揃えているのはエラい。
泡が多そうなのでドライの中瓶を所望。
790円の値付けは高級店を自称しているネ。
メニューを開いたらカキはこんな感じだった。
=かき料理=
カキフライ カキのスパゲッティー
カキとほうれん草のグラタン
=殻付きかき(蠣殻町だけに?)=
生ガキ カキの黄金焼き カキのグリルガーリック
短考ののち、グラタン(1680円)をお願いした。
ほかに惹かれた料理は
カジキマグロとホタテのムニエル
シャリアピン風ハンバーグ
洋食屋さんのまかないポークソテー
当店はポークソテーをまかないで食べてるのかい?
さすが高級店、豪勢だなァ。
カキとほうれん草がグツグツいって整った。
なぜかタバスコが添えられる。
ソースはゆるめでグラタンよりクリーム煮に近い。
無防備に一匙すくい、口元に運んで
アチチ、アチチ! おのれの猫舌を忘れておったわい。
厚岸産のカキは大ぶりが3個。
チーズを振られ、グラティネされている。
粒が大きいから生はキビシいが火を通せば美味だ。
終盤、タバスコを試してみた。
ふ~ん、意外と合うもんだネ。
オレンジ色の小瓶の出番はにっぽんのイタリアン、
ピザやナポリタンだけじゃないんだ。
4時間後にディナーの約束があり、
パン及びライスはパスしておいた。
次回はロシアのバス歌手にちなむシャリピン風か
まかないポークソテーをいただいてみたい。
「レストラン
ラグー」を名乗るわりには
RAGOUT(煮込み料理)が目立たぬ店でした。
「レストラン
ラグー」
東京都中央区日本橋蠣殻町2-16-9
03-3663-6740