そう、この小さな手帳が
ダンボール箱の奥から出てきたのは昨年のこと。
実に久しぶり再会であった。
表紙には
1971 WASHITANI SHOTEN CO.
の文字。
鷲谷商店というのは
大阪市・天王寺に本社を構えるサントリーの代理店。
手帳を手に入れた経緯はまったく覚えていない。
40頁にわたる価格表が興味深いので
一例を紹介してみよう。
品名 容量 卸価格 小売価格
サントリー・オールド 760ml 1615 1900
〃 角瓶 720ml 1210 1450
トリス・エクストラ 640ml 288 340
ブランデー X・O 700ml 4240 5000
赤玉ポートワイン 550ml 213 260
ヘルメス・シャンパン 720ml 650 840
〃 アブサン 720ml 760 900
〃 テキーラ 720ml 840 1000
ジャック・ダニエル黒 760ml 8000 10000
サントリー純生大瓶 633ml 122 140
ザッとまあ、こんな感じ。
ポートワインやシャンパンの商標はまだ使えたのだ。
今は無きアブサンは、今は亡き父親が飲んでいた。
ちなみに度数は68度で、全サントリー製品中最強。
これも今は無き純生だが、ビールは安かったんだねェ。
手帳の住所録に中学・高校時代の友人や
世話になった大人たちの名前がズラリ並んでいるのは
’71年の3月末に欧州旅行を企てており、
旅先から絵葉書を送るためである。
住所録以外はほとんど空白ながら、
一応、渡航用の持ち物リストがあった。
アスコットシャツやヘアチックが時代を感じさせる。
”5円玉50個”というのは当時のヨーロッパに
穴開きコインがなく、珍しいのでちょっとしたおみやげ用。
あとは
①フィンランド・・・スウェーデン間連絡船
②チェコスロヴァキア・ポーランド査証
③欧州ユースホステル・リスト
以上のメモがあるのみ。
こうして生まれて初めての海外に出たのだった。
ハナシは’71年から’68年にまた戻る。
♪ 淋しげな 雨に濡れた君の
くちびるが 忘れられなくて
わかれても 私は信じたい
いつの日か あなたに
愛される 愛の奇跡 ♪
(作詞:中村小太郎)
この年のマイ・モースト・フェイヴァリット・ソングは
ヒデとロザンナの「愛の奇跡」であることは昨日書いた。
当時はたびたび高校の授業をサボッて
同級生のS水クンの家に入り浸っていた。
買ってもらったばかりの小さなステレオにかかるレコードは
「愛の奇跡」とビージーズの「マサチューセッツ」の2枚だけ。
繰り返し、繰り返し聴き続けて
今もことあるごとに頭の中でコダマするのです、ハイ。
ダンボール箱の奥から出てきたのは昨年のこと。
実に久しぶり再会であった。
表紙には
1971 WASHITANI SHOTEN CO.
の文字。
鷲谷商店というのは
大阪市・天王寺に本社を構えるサントリーの代理店。
手帳を手に入れた経緯はまったく覚えていない。
40頁にわたる価格表が興味深いので
一例を紹介してみよう。
品名 容量 卸価格 小売価格
サントリー・オールド 760ml 1615 1900
〃 角瓶 720ml 1210 1450
トリス・エクストラ 640ml 288 340
ブランデー X・O 700ml 4240 5000
赤玉ポートワイン 550ml 213 260
ヘルメス・シャンパン 720ml 650 840
〃 アブサン 720ml 760 900
〃 テキーラ 720ml 840 1000
ジャック・ダニエル黒 760ml 8000 10000
サントリー純生大瓶 633ml 122 140
ザッとまあ、こんな感じ。
ポートワインやシャンパンの商標はまだ使えたのだ。
今は無きアブサンは、今は亡き父親が飲んでいた。
ちなみに度数は68度で、全サントリー製品中最強。
これも今は無き純生だが、ビールは安かったんだねェ。
手帳の住所録に中学・高校時代の友人や
世話になった大人たちの名前がズラリ並んでいるのは
’71年の3月末に欧州旅行を企てており、
旅先から絵葉書を送るためである。
住所録以外はほとんど空白ながら、
一応、渡航用の持ち物リストがあった。
アスコットシャツやヘアチックが時代を感じさせる。
”5円玉50個”というのは当時のヨーロッパに
穴開きコインがなく、珍しいのでちょっとしたおみやげ用。
あとは
①フィンランド・・・スウェーデン間連絡船
②チェコスロヴァキア・ポーランド査証
③欧州ユースホステル・リスト
以上のメモがあるのみ。
こうして生まれて初めての海外に出たのだった。
ハナシは’71年から’68年にまた戻る。
♪ 淋しげな 雨に濡れた君の
くちびるが 忘れられなくて
わかれても 私は信じたい
いつの日か あなたに
愛される 愛の奇跡 ♪
(作詞:中村小太郎)
この年のマイ・モースト・フェイヴァリット・ソングは
ヒデとロザンナの「愛の奇跡」であることは昨日書いた。
当時はたびたび高校の授業をサボッて
同級生のS水クンの家に入り浸っていた。
買ってもらったばかりの小さなステレオにかかるレコードは
「愛の奇跡」とビージーズの「マサチューセッツ」の2枚だけ。
繰り返し、繰り返し聴き続けて
今もことあるごとに頭の中でコダマするのです、ハイ。