2015年12月1日火曜日

第1241話 秋のスポーツ 花ざかり(その5)

お待たせしました。
遅ればせながらつづきであります。

昨日のブログを読んでくだすった、
栃木県・宇都宮市在住のK林サンからメールをいただいた。
「現在、日本サッカー協会の専務理事に就いている、
 原博美氏はいかがなものでしょう?
 代表でかなりのゴール数を記録していますから
 歴史に残る大型FWの一人じゃないでしょうか?」―
かようなご意見であった。
 
ふ~む、原サンねェ・・・。
ここでJ.C.、はるか昔、1980年代を思い起こす。
まだJリーグ発足以前の時代は日本サッカーの停滞期で
東南アジアの、例えばタイ王国あたりに
なすすべもなくコロリとひねられたりもしていた。
 
それというのもCFを張っていた、
原の不甲斐なさによるところ大きく、
観戦していて歯がゆさを感じることしきりだった。
確かに長身を生かしたヘディングには定評があったが
ドリブル突破なんざほとんど見たことなかったなァ。
 
当然、釜本とは比べるべくもなく、
K林サンには大変申し訳ございませんが
歴代の名選手にリストアップいたしかねます。
 
今年のJリーグを総括すると、ものたりなさばかりが降り積もる。
川崎の大久保が史上初の三年連続得点王に輝いたものの、
有力選手がみな欧州に出払ったあとの、
言わば鬼の居ぬ間の洗濯感否めず。
これでは観客動員数も頭打ちになるわけだ
 
海外に目を転じてもあまり景気のいい話は伝わってこない。
ACミランで飼い殺し同然の本多、
完全復調にはほど遠いドルトムントの香川、
いや、香川はすでにピークを過ぎてしまった可能性が高い。
いやいや、本多だってそうなのかもしれないな。
 
テニス・・・
といっても話題は錦織ただ一人だけどネ。
世界ランクをとうとう8位にまで落としちまったが
先日のフェデラー戦は久々に
テニスという球技の醍醐味を味あわせてくれた。
 
錦織の肩を持つわけではないが
超高速サーブを利して一発ズドンで
勝負が決まるようなテニスは面白くも何ともない。
ボルグ、エドバーグ、コナーズ、マッケンローの時代は
のっぽのビッグサーバーなんてほとんど見かけなかったもの。
一世を風靡したボルグなど、
錦織と似たりよったりの体格だったと記憶している。
 
=つづく=