2021年11月22日月曜日

第2890話 はしご酒 四谷・舟町 荒木町 (その1)

今宵はのみとも・Fチャンと飲み歩く予定。

彼と会うのは丸一年ぶりだ。

例によって独り0次会は四谷荒木町、

「やきとん まことや」の1号店。

すぐそばに3号店、渋谷区・初台に2号店がある。

 

5年ぶりの店内は別段変わった様子もない。

男性スタッフのスリーオペ。

生がプレモルなので赤星の大瓶と

きゅうり&大根の浅漬けを発注した。

 

3本の焼きとんは

カシラが塩、レバとシロはタレ。

ニンニクの効いたタレが特徴的だ。

 

ちょいとビールが足りなくアサヒ黒の小瓶を追加。

すると黒ビールは切れており、

黒は黒でも普通のラガー、黒ラベルの小瓶を飲み、

滞空30分で移動した。

 

Fチャンと落合ったのは四谷舟町。

新坂中腹の「福よし」も焼きとんをウリとする店だ。

緊事宣下でほとんど口にすることかなわなかった、

焼きとんを最近はひんぱんに食べている。

 

こちら一番搾りの生中、相棒は日本酒の常温。

ジョッキとお猪口の乾杯は

息の合わない素人漫才そのものだが

とにかく互いの息災を祝してカチン。

お通しは自家製白菜漬け。

 

最初にコブクロ(子袋)刺しを一人前。

牝豚の子宮である。

皿には、ねぎ、おろしニンニク、練り辛子。

若かりし頃、子宮作家と揶揄された、

寂聴サンを偲びつつ、コリコリ感を楽しむ。

 

コブクロは典型的な健康食品。

高タンパク低脂肪にして

ビタミン、ミネラルも豊富

酒場のオッサンのみならず、

美容を気にする女性にはピッタリの食材といえる。

 

焼きとんはカシラを塩、

レバはタレで互いに1本づつ。

カシラには赤身と脂身があり、

赤身が一般的だが珍しい脂身だった。

 

飲みものは同じものを

おのおの3杯飲って河岸を変える。

新坂を上り切り、外苑東通りを渡り、

店々に灯りが点る荒木町に戻って来た。

 

=つづく=

 

「まことや」

 東京都新宿区荒木町1-1-1

 03-6380-0829

 

「福よし」

 東京都新宿区舟町12-1

 03-3359-7792