2021年11月23日火曜日

第2891話 はしご酒 四谷・舟町 荒木町 (その2)

舟町から荒木町に移動した。

と言っても両町は隣接し合ってるがネ。

ずっと豚もつばかり食べてきたから

魚介の旨い店に行きたく、

何度か利用した「ととや」へ。

 

初訪問は20年近く前。

ワイン仲間と花見の宴を催したあと、

新宿御苑から流れ着いた。

当時は同じ車力門通りでも

新宿通りから入ってすぐのところにあった。

 

カウンターに陣取り、ホッピーの白と黒を頼み、

適当に分け合って飲む。

何回か焼酎を追加し、仕舞いにはハーフ&ハーフ。

 

突き出しのねぎぬたは紛れもない下仁田ねぎ。

千住ねぎに比べ、かなり太っちょのねぎは

好きな人は垂涎だろうが

そうでない人にはそれなりの旨さ。

 

まぐろ刺しを通した。

中トロに近い赤身は本まぐろかな?

いや、ばちまぐろの背トロかもしれない。

いずれにせよ良質である。

 

重ねて伴助ホッケの開きをお願い。

福島県・いわき市の水産加工メーカー、

伴助の手になるもので、これまた一級品。

秘伝のタレを隠し味に

二段階高温熟成法で仕上げるという。

 

締めくくりは同じ車力門通りの「IPANEMA」。

店名が示す通り、ボサノヴァチックなカフェだ。

さっきの「ととや」はかつて

この店のはす向かいにあった。

 

止まり木に止まったら

ちょうど生演奏が始まるところで

女性シンガーにギター2本の三人組が

音合わせをしている。

 

ブラジルとくれば、第一感はカイピリーニャ。

ピンガ(カシャッサ)、ライム、砂糖に

クラッシュドアイスのロングドリンクだ。

ピンガはサトウキビを原料とする強い蒸留酒。

今夜はまだ深く飲んでないのでゴー・アヘッド。

 

タイトルの判らないナンバーを何曲か聴き、

カイピリーニャをお替わりし、

ライヴの休憩時間にお勘定。

 

メトロ丸ノ内線・四谷三丁目で右と左に分かれ、

 

♪ 春になったら また会いましょと

  かたい約束 夢じゃない

  ヨイショコーリャ 夢じゃない ♪

 

これなら大阪の小姑もさすがに判らへんやろ。

 

「ととや」

 東京都新宿区荒木町10-17

 03-3357-3319

 

IPANEMA

 東京都新宿区荒木町3

 03-3351-9129