2012年10月5日金曜日

第419話 初めてのビール工場

地下鉄の駅に置かれているメトロガイドは
日刊工業新聞社の発行で無料。
一応、毎号目を通すようにしているが、ある号の特集は
=モノづくりの現場がみたい 工場見学に行こう!=
牛乳、納豆、シューマイ、ビール、ハム・ソーセージから
鉛筆、消しゴム、紙幣・貨幣、自動車、飛行機に至るまで
世の中ずいぶんいろんなモノが見学できるもんだ。
工場見学にはまったく興味のない身が
行く気になったのにはワケがあった。

そう、お察しの通り、メシより好きなビールでござんす。
アサヒビール神奈川工場では1時間ほどの見学後、
生ビールをタンブラー3杯まで試飲できるとあって
舌なめずりしちゃったのである。
出来立てのビールはとてつもなく旨いからなァ。

みちのくののみともR子が
出張で上京して来るのに合わせ、
一緒に出掛けて行ったのは南足柄市。
実家で大きな製麺工場を営む彼女、
ビール工場の見学は何かの役に立つかもしれない。

小田急線・新松田駅に降りたのは13時半。
ともに空腹を抱えており、
すきっ腹にガブガブ飲るのはよくない。
おりよく駅前に「まちの駅 あしがら」というのがあり、
そこで酢〆の鯵寿司を1折だけ購入する。
半分ずつでちょうどよい。
鮨屋と魚屋がそれぞれ調整したものがあり、
「羽衣寿司」という鮨屋の製品にした。
ついでに生ビールのつまみにしようと
こんなモノも買っておく。
足柄牛とゴボウ入りのまさカリーパン

バスの待合室で折を開くと
バス会社のオジさんにたしなめられた。
「室内では飲食禁止なんです」
「あいすみません」
とすぐ隣りの駅に引越しだ。
券売機の前の台(よくオバちゃんがハンドバッグ置くとこネ)に
広げて立食と相成った。
これがなかなか、大船名物の鯵寿司より美味しく感じた。

バスに揺られて約20分、工場に到着。
見学の内容は省く。
だって来場の目的は第一に試飲だもの。
制限時間の20分以内に3杯までいただけるのだ。
出来立てのスーパードライ

のどかな試飲風景
まさカリーパンをつまみに
スーパードライ2杯、レーベンブロイ1杯を完飲。
いや旨いこと、旨いこと。
意外に女性の参加者が多い。
でも彼女たちに20分で3杯はキツいだろう。
案の定、相方も2杯で打止めにした。

工場発16時の最終バスで新松田に戻る。
ここから真っ直ぐ都内に帰ったのでは芸がない。
もちろんどこかに立ち寄る腹積もりであった。

「まちの駅 あしがら」
 神奈川県足柄上郡松田町松田惣領1216
 0465-44-4820

「アサヒビール神奈川工場」
 神奈川県南足柄市怒田1223
 0465-72-6270