2013年5月7日火曜日

第571話 TVの前にまた居座って (その1)

子どもの日は二人の国民栄誉賞受賞に明け暮れた。
かく言うJ.C.も引きこもって終日TVの前。
松井&ミスターの間隙を縫い、チラリと観たのが
NHKエデュケーショナルの将棋こども(小学生)名人戦だ。

このチャンネルは以前は教育TVと呼ばれた3チャンネル。
どうでもいいことだが
現在のこの局の社長はJ.C.の高校同期のK内クン。
さように、同期には偉くなった人もいるのだヨ。
それに引き換え・・・う~ん・・・まっ、いいか。

その名人戦の準決勝が面白かった。
ともに小学五年生同士。
身体の大きい先手の子が攻め込んで後手の小さいのが受けに回り、
見応えのある攻防戦の末、後手が受け切って逆転勝ち。
局後、解説者の森内現名人に大盤の前で
先手勝ちの手筋を指摘された大きい子、
頭を抱えたと思ったら、いきなりしゃくり上げだした。
そうでしょう、そうでしょう、判るヨ、判る、よっぽど悔しかったんだねェ。

隣りでその子の背中をさすって上げてた、
進行役の女流棋士も思わずもらい泣きであった。
この女(ひと)は心根のやさしい娘(こ)なんだねェ。
J.C.がもうちょっと若かったらねェ・・・。
バカだネ、相変わらず、ハハ、われながらヤんなっちゃう。
とにかく、ほのぼのとした光景に
傷つき汚れたJ.C.の心が和んだ瞬間でありました。

昨日のブログに関しては多くの方からメールをいただいた。
以前、登場願ったアメリカ西海岸の旧友・ホケンもその一人。
ここでまた、彼のメールを端折って紹介したい。

こちらも昨日は生ネットで日本テレビに釘づけだったよ。
松井は全米でも1番好かれた日本の選手。
次に野茂、今ではダルが人気(テキサスでは)だけど、
チョット生意気な感じで、これからどうなるか?
まあ、ワールドシリーズに出て活躍しない事には
イチローと同じように全国区では人気者になれないし、
記憶もされないのがメジャーリーグ。

10歳の時テレビにかじりついて観ていた天覧試合、
チョーさんが試合前に床屋さんに行って
スッキリ短かくした髪で凛々しくヘルメットをかぶり、
同点の9回裏、村山から打ったサヨナラHRは
昨日のことのように今でもハッキリ覚えてる。

初めて知りやしたが、この男も相当な長嶋ファンでござんすネ。
J.C.だってあの天覧試合はおとついのことのように覚えておりやす。
当時、ウチにはTVがなかったからウチを出て観にいった。
どこで観たんだと問われれば、ここで観たんだと応えましょうぞ。
実は近所のしがないパン屋でありました。

=つづく=