2021年12月30日木曜日

第2918話 キラキラデイ・ワンス・モア (その1)

年の瀬も残り少ない或る日。

ハマのT子が二人忘年会を

やらかそうとのたまうので決行。

一風変わった東京の町を見せてやりたく、

半月前に行ったばかりの下町人情商店街へ。

キラキラデイ・ワンス・モアと相成った。

 

昼下がりでは飲める店がほとんど開いてない。

先日も利用した「たこ焼きこんこん」を再訪。

好みのビールはレギュラー缶のみ。

慎重に注いで歳納めのグラスを合わせた。

 

「スーパードライって

こんなに炭酸が強かったっけ?」

「そうじゃないヨ、泡を立てないから

 炭酸が逃げないんだ」

「あっ、そっかァ!」

 

突き出しはポテトサラダ。

こないだのNHK「ガッテン!」でやってたが

どんな食材でも料理でも相性バッチリなのは

何を置いてもポテサラなんだと―。

判ったような、判らんようなテーマだった。

 

たこ焼きはこれからタネを作るため、

つなぎに奈良漬を通す。

350mlの缶はすぐになくなる。

焼き上がった6個のたこ焼きを分け合い、

5缶空けたところで2軒目へ移動。

 

あれっ? これも先日来た、

「もつ焼 きくのや」が工事中だ。

2日休業して店内改装とのこと。

 

数軒隣りの「もちこみ屋」に流れる。

先客は単身のオジさんが二人。

コーヒーと酎ハイだったかな?

それぞれ飲んでいる。

 

ワンオペのマスターが言うには

この12日に開業した近所の惣菜店、

「こばち屋」でつまみを調達すれば、

飲みものが割引価格になるとのこと。

彼の奥さんと彼女の妹さんが営む店なのだ。

ちなみに「もちこみ屋」も

4年前の1212日が開業日。

 

本人は料理嫌いで壁の品書きに

“料理は時間がかかります”とかナントカ。

せっかくだから「こばち屋」に回り、

八宝菜もどき、玉子焼き、鮭おにぎりを購入。

みな小さいがワンコイン・ジャストであった。

 

=つづく=

 

「たこ焼きこんこん」

 東京都墨田区京島3-52-3

 03-3612-9595

 

「こばち屋」

 東京都墨田区京島3-49-1

 今のところ電話ナシ